バンカーズボックスのある風景 Vol.3

端正な収納

今回の「Bankers Boxのある風景」の舞台は、渋谷区神宮前の一角にあるヴィンテージマンション。ファッション業界では一目置かれるPRディレクター、早川雄介さんが主宰するPR会社『figure.inc』のプレスルームだ。そこには様々なブランドのドレスやシャツがまるでアートピースのように並んでいる。そんな洋服が主役の空間で、バンカーズボックスはシェルフと組み合わせたオリジナルの収納家具となって、控えめに、けれども唯一の収納として仕事をこなしていた。

端正な収納 〜バンカーズボックスのある風景〜
端正な収納 〜バンカーズボックスのある風景〜

ブランドのコンセプトやアイテムを広く知ってもらうPR活動。情報のキャッチアップが早いファッション業界において、早川さんはメディアへのアプローチに留まらず、企業や個人、時代の流れをも巻き込んだ独自の手法を常に探っている。 「何がかっこいいか?」そんな答えの無い世界だが、「身近にも“こいつが選ぶものっておしゃれだな。”って人がいるでしょう?そこから大なり小なり色んなブームが起こる、その延長線上にPRの仕事はあるのかなって思っています。」と話す早川さん。そんな彼自身もブームを発信する一人だ。 現在の会社を起こす以前、セレクトショップやPR会社に所属しPRを担当していた頃から、そのルックスとフランクなキャラクターでメディアから注目されていただけでなく、過去にミラノコレクションのランウェイを歩いたという驚きの経験も持つ。

端正な収納 〜バンカーズボックスのある風景〜
端正な収納 〜バンカーズボックスのある風景〜
端正な収納 〜バンカーズボックスのある風景〜

早川さんがこの春に立ち上げた事務所兼プレスルームでは、彼のこだわりを自らの手で形にしたという。壁を塗ったりディスプレイに使う備品を自作したりと、話を聞けばキリが無いほどに、そこかしこにこだわりがさりげなく息づいている。そんなプレスルームの中で、備品の収納をどうするか考えた時、真っ先に思い浮かんだのがバンカーズボックスだったという。 「個人的にはデザインが完全にツボでした。いわゆるダンボールの残念さも無いし、変にデザインしすぎないビジュアルも使いやすいですよね。」と、早川さん。

端正な収納 〜バンカーズボックスのある風景〜 4311ボックスと703sボックスと208Sボックスを使用し、見せない収納

「“収納は見せない”という選択肢もあったけど、敢えて隠さないことで片付いた状態をキープできると思った。」と、仕切りをもうけていないバックヤード。棚の高さを自由に変えられるメタルシステムをベースに、3サイズのバンカーズボックスを組み合わせた無駄の無い端正な収納だ。

端正な収納 〜バンカーズボックスのある風景〜 3サイズのバンカーズボックスを組み合わせた無駄の無い端正な収納
端正な収納 〜バンカーズボックスのある風景〜 ハンガーを収納した703Sボックス

棚の上段、留め具付きの「Bankars Box 4311バインダーパック」には、プレスルームを改装した時に活躍したドライバーやローラーなど、細々とした道具類が収まっている。中段にはプリンターとともに「Bankars Box 208sマガジンファイル」に紙や雑誌類、下段にはハンガーの収納にもちょうど良いという「Bankars Box 703sボックス」が並んでいる。

端正な収納 〜バンカーズボックスのある風景〜 バンカーズボックスの良さについて語る早川雄介さん

Bankars Box 3個1セット 4311バインダーパック ブラック
Bankars Box 208sマガジンファイル / ブラック
Bankars Box 3個1セット 703sボックス A4サイズ ブラック

早川雄介 | Yusuke Hayakawa
figure.inc代表。PRディレクター。セレクトショップやPR会社のPRを経て、PRやマーケティングを手がけるfigure.incを設立。既存の手法に捉われない独自の手法でアパレルブランドを中心にPR業務を請け負う。また自身のトラディショナルながらも、その時々のセンスを取り入れたスタイルには定評があり、業界内にもファンが多い。 取材・文/大川枝里子


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